【波照間島】行き方・魅力・注意点をまとめてみました【一人旅にもおすすめ】

日本の最南端に位置する波照間島。沖縄県の八重山諸島の一つです。
「波照間ブルー」を見るために、一度は行ってみたいという方も多いのではないでしょうか?

この記事では波照間島への行き方、魅力や他の離島と異なる点、注意点について解説していきたいと思います。

波照間島への行き方。交通手段は?所要時間はどのくらい?

2020年現在、波照間島への行き方は石垣島から航路一択です。過去には飛行機が飛んでいる時もあったのですが・・・。

日本各地からまずは石垣空港を目指します。
公共交通機関を利用する場合、石垣空港に到着し、空港の出口を出て目の前にバス停があるので、路線バスの「バスターミナル行き」に乗ります。終点バスターミナルで降車し、徒歩約2分ほどで離島ターミナルへ到着します。
また空港を出て左端に「カリー観光」のバス乗り場があります。こちらは予約不要直行離島ターミナルまで行ってくれるのでスーツケースなど荷物が多い場合におすすめです。料金は片道500円です。

離島ターミナルに到着し、中へ入ると船のチケットやツアーの販売店が並びます。その中で波照間島へ船を就航している会社は「安栄観光」だけです。
石垣島〜波照間島へは高速船が1日2〜4便就航しています。

石垣発 波照間発
8:00 10:00
11:50 13:25
15:30【7月1日~8月20日運航】 17:20【7月1日~8月20日運航】
15:00【8月21日~9月30日運航】 16:50【8月21日~9月30日運航】

※【夏季】2020年7月1日~9月30日

「安栄観光」の窓口に行き、乗車券を購入します。運賃は下記のようになっています。

・大人料金※12歳以上:片道3,150円、往復5,990円(税込)

・小人料金※6歳~11歳:片道1,580円、往復3,010円(税込)

少し割引になるので往復券を買っておくと良いです。

チケットを購入すると窓口の方が船が出発する場所を教えてくれますので、10分ほど前に向かいます。席は自由席なので早めに行って並びましょう。後述しますが、揺れにくい席を選んでおくと良いです。
石垣港を出発し、およそ1時間で波照間島へ到着します。

波照間島の魅力。海がキレイ?一人で行っても楽しめる?

波照間島は日本最南端の有人の島です。
船でのみ到達できる場所のため、空気が澄んでいて、豊かな自然が守られています。
そのため、天気が良ければ一面の星空、天の川、そしてとっても珍しい南十字星を見ることができます。
これは他の離島でもなかなか見ることができないものです。
波照間島には星空観測タワーという場所があり、そちらからキレイに見ることができます。宿泊している民宿やホテルで夜に天体観測に連れて行ってくれる場合もありますよ。
南十字星が一番キレイに見える時期は4月、5月ですが、他の時期でも条件が良ければ見ることができます。

また、「波照間ブルー」と呼ばれる海の碧さはぜひ見ていただきたい美しさです。
ここが日本であることを忘れてしまいます。
他の離島も周りましたが、ここまで碧い海は見ることができませんでした。
海を眺めるのには「ニシ浜」という場所がおすすめです。真っ白な海岸にターコイズブルーの海が映えます。
また「ニシ浜」から徒歩で10分ほど歩いたところにある「パーラーみんぴか」は海の見えるカフェです。こちらで波照間ブルーのかき氷をいただきながら、のんびりと海を眺めて過ごすのも贅沢な過ごし方です。

島にはさとうきび畑が広がり、質の高さで有名な波照間産黒糖を生産している製糖工場もあります。地元の方が住んでいる集落があります。それほど大きくない島ですが、徒歩で全部回るには距離がありますので、宿泊場所などで自転車をレンタルして巡ると良いです。
集落の中には地元の方が共同出資で立ち上げた「売店」があります。ここでは波照間島オリジナルのお土産を買うことができます。波照間産黒糖黒蜜黒糖くるみなど見た目にも可愛いお土産が揃います。

島には大規模ホテルがなく、民宿や民宿に近い小さなホテルのみが建っています。
そのため、人が少なく、マイペースに落ち着いて観光を楽しめる場所です。
一人旅にもとってもおすすめです。私は一人で行きましたが、癒しの時間を過ごすことができました。

波照間島へ行く上での注意点。船酔いするの?時期は?買い物は?

まずは気になる船酔いについて。先に言っておきますが、私は三半規管が弱めでかなり船酔いをするタイプです。

吉報ですが、少し前に「ぱいじま2」という大型高速船が導入されました。
小型船よりも20分ほど時間は長くなりますが、比較的揺れが少ないためおすすめです。

私が数年前に波照間島を訪れた際、小型船しかなかったため小型船に乗ったのですが噂に聞いていた通りかなり揺れました。
しかも1時間は耐えるのには時間が長いですよね・・・。

石垣島から出発して、黒島のあたりから外洋に入るのですが、そこからかなり揺れます。
どのくらい揺れたかと言うと、船が飛ぶような感じです。腰から着地します。

そのため、船に乗る前に必ず酔い止めは飲んでおくことです。また、前日は睡眠時間を確保して体調を整えておくこと。エチケット袋を持参すること(飛行機でもらっておくと良いですね)。揺れの少ない中央部や後部座席に座ること。また腕に付ける「シーバンド」という乗り物酔い対策グッズもおすすめです。
そしてまだ船が内洋にいるうちに寝てしまうと良いです。

私が波照間に行った時期は冬だったので、天候が荒れやすく、波が荒かったです。心配な方は気候が穏やかな時期を選ぶと良いかもしれません。

また高速船の欠航について。石垣〜波照間便は厳しい航路のためかなりの確率で欠航します。
冬場は半分くらいの確率で欠航します。
そのため、欠航になりにくい時期(3月〜6月)を選ぶか、日程に余裕を持たせることをおすすめします。行って帰ってこれない場合もありますので。
高速船が欠航になった場合は併せて比較的欠航になりにくいフェリーの運行状況もチェックしておくと良いです。

最後に買い物について。波照間島にはコンビニがありません。先ほどご紹介した「売店」のみです。
売店はかなり早い時間に閉まってしまいます。
そのため必要なものは石垣島の離島ターミナル周辺で揃えておくと良いです。離島ターミナルの中には売店もATMもありますし周辺にコンビニもあります。

心配なことを払拭し、すっきりした気持ちで美しい海を眺めに行きましょう!

総評(レビュー)

以上、波照間島の行き方・魅力・注意点について紹介してきました。
石垣島への飛行機も乗り換えが必要なことが多く、また石垣島からも必ず船旅が必要な場所とあって決して行きやすくはない波照間島ですが、その美しい海星空を体験するためにぜひ一度は行ってみて頂きたい場所です。
この記事がどなたかのご参考になると幸いです。

 

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